印刷に適する画材・適さない画材

●印刷に適した画材
 ロッドリングペン・つけペン・Gペン・丸ペン・デザインペン・耐水性ペン・墨汁・製図用
 インク・油性サインペン

 ●印刷に適さない画材
 ボールペン・水性ペン・鉛筆・グレーのペン・薄墨・蛍光ペン・サインペン・黒以外のペン
 ※消しゴムなどで退色してしまうものやコピー時に消えてしまうものは印刷には適しません。
  製図用インクまたは墨汁の使用をおすすめします。  

描き方の注意

ペン入れは黒一色で細かい箇所もはっきりと書くようにしてください。ボールペン、鉛筆等は使用しないでください。

グレー、カラー、かすれ等があると正確に印刷されません。

ベタはページ一面に塗るのは避けてください。乾きにくくなり、印刷時の裏写りが多くなってしまいます。製本作業中や作業後に隣ページに色が写ってしまうこともあります。また、ベタのムラが激しいと印刷に出てしまう可能性があります。均一に黒くなるように塗りつぶして下さい。

ホワイトの修正後、重ねてつけた部分が盛り上がっているので、その部分の影ができる恐れがあります。修正部分が盛り上がらないように気をつけて下さい。

ノンブル(本のページを表す数)は全ページ印刷に出るところに打ってください。(手書き、シールどちらでも可)シールで張り込む際は、万が一はがれ落ちた時のことを想定して、印刷に出ない場所(ノド側の仕上がり線から5mm内に小さくノンブルを振ると製本のときにそのノンブルが見えなくなります。)にノンブルを書き入れておくと安心です。丁合をとる際の乱丁、落丁防止にもなります。

カラーのシール・色紙は貼り込んでも印刷には再現されません。印刷したい部分は黒ではっきりと書き込んでください。

文字、写植はしっかりと張り込んでください。誤植がある場合でも修正などはお受け出来ません。十分確認した上でご入稿ください。

トンボは必ず全ページに入れてください。(市販のものなら既に打ってあります)

ケント紙等にトンボから打つ場合は、センタートンボ、コーナートンボを必ずつけてください。
→共通メニュー参照

仕上がり線を黒で引かないでください。線を引くときには青の鉛筆で薄めに引いてください。黒い線、色の濃い線は印刷されてしまいます。

充分な厚さのある紙を使用してください。

鉛筆等の下書きの線は必ず消すこと。印刷に出てしまう可能性があります。

ノド側(右トジの場合、奇数ページは右、偶数ページは左)の重要な絵や文字等は、なるべく内枠からはみ出さないようお願いします。本を開く時ノド側に行き過ぎてしまった絵や文字は見えなくなってしまう恐れがあります。
→共通メニュー参照

 

スクリーントーンの注意

スクリーントーンは様々な種類がありますが、目の細かすぎるもの、濃すぎるもの、トーンの点々がグレーのものなどは印刷に出ません。トーンの点々がつぶれたり消えたりしてしまいます。
また、細すぎる線があるトーンだとかすれてしまいます。30%~70%のしっかりと黒で印刷してあるトーン(気持ち荒め)のほうが印刷に向いています。
%はトーンに記載してあるので、確認してみてください。

スクリーントーンの重ね貼りは、モアレ(トーンのアミが重なって不自然な模様が出てしまう現象)やつぶれの原因になってしまいます。縮小印刷した場合もモアレ・つぶれが発生する場合があります。

スクリーントーンはしっかり定着させて下さい。剥がれ落ちてしまったまま印刷されたり、空気が入ってしまうとその部分が印刷に出てしまい、きれいに印刷できません。

トーンと原稿の間にゴミ、汚れや消しカスがあるとその部分も印刷に出てしまいます。

トーンの上からメンディングテープ、セロテープ等を貼らないようにしてください。印刷時にテープの影が移り込み、印刷がきれいに出なくなってしまいます。

色の濃いトーン上に黒文字があると文字がつぶれて読めなくなる場合があります。

縮小して印刷するものに、細い線や細かいトーンを貼ると線がさらに細くなり、かすれる場合があります。

 

表紙の注意

原稿用紙はモノクロ・カラーとも市販の表紙用原稿用紙を使用してください。画材ややアニメショップなどで販売されています。

背幅を必ず取るようにしてください。
→共通メニュー参照

成人向け同人誌を作成のお客様は、表紙の分かりやすい箇所に成人向け表記(『18禁』『成人向け』『adult only』等)を記入してください。
→奥付・成人向けについて参照

 

 

カラー原稿

表紙の作成には本文用の原稿用紙を使用しないで下さい。元々印刷してある色つきの目盛りや線も印刷に出てしまいます。

目安や仕上がりサイズには青などの印刷に出にくい色でも、絶対に線を引かないでください。

粉状の画材や手に色がつく画材を使用の場合は、定着スプレーで原稿を保護してください。また、トレーシングペーパーで覆うとより安全です。

メタルカラーや蛍光色などは印刷で再現することはできません。

 

 

 

モノクロ原稿

作成の注意は本文と同様です。